大埜心

心を込めて描きます。

若い頃に挫折を味わい、かなり長きの間、画業から遠ざかっておりました。その後、肺病で死にかけ神経病を患いました。長期にわたり喀血し手は震え力は入らず、字すらまともに書けない程になりある日、医師から死の宣告を受けました。しかし私はそのことで目が覚めました。気力を尽くせば線は引けるし、この衰えた視力にしても、我が眼を凝らせば被写体を見る力があるではないか。ましてや私は感動できる人間の心を持っているではないか。これが幸せといわず何というのであろうか。人のために描く、それを決意したときこの画家名が浮かびました。

2019年6月24日活動開始。